BCI認定制度
(Business Counter Intelligence )
現在、我々を取り巻くリスク環境は大きく変動しています。その脅威は外的・内的要因による不正・スパイ等の不法行為として顕在化しています。
当協会では、組織におけるカウンター・インテリジェンス能力の向上を重要視しており、企業・団体におけるスパイ対策等を含む情報管理や人材管理を強化することで、その一助となると考えています。カウンター・インテリジェンス能力が高く、情報・人材管理を適切に行っている優良企業・団体に対して「BCI(Business Counter Intelligence)認定マーク」を付与し、企業価値向上に大きく寄与します。
認定対象
国内企業・団体など
取得費用
20万円(税抜)
認定方法
当協会による
評価項目のクリア
認定期間
期間:2年間
更新:研修受講・監査
BCI認定マークとは
カウンターインテリジェンス能力が高く、情報管理・人材管理においてその体制が整備されていると評価された企業・団体・事業所が使用できる認定証で、その有効期間は2年となります。
情報管理では、特に人的要因に基づく悪意ある情報流出への対策および未然防止策の整備状況、事案発生時における対応体制の整備状況を評価します。その評価項目は、人的リスクに焦点を当て、ISMS認証制度や経済産業省における技術情報管理認証制度といった既存の制度とは大きく異なる観点を持ちます。
また、人材管理では、機密情報のアクセス権管理状況や人材採用・在籍時・退職時におけるリスク管理、カウンター・インテリジェンスの観点を含む人材育成・研修状況を評価します。
これら評価項目は150項目以上におよび、評価項目をクリアした企業・団体に「BCI認定マーク」を付与します。
BCI認定マーク取得のメリット
「BCI認定マーク」を取得することで、カウンターインテリジェンス能力が高く、情報管理・人材管理が十分になされている信頼ある企業・団体であることを顧客等を含むあらゆるステークホルダーに示すことができます。特に、既存の認証制度の枠をこえ、社会的責任を果たし、その姿勢を内外に示すことで、組織としての信頼と公共性を高めます。
更に、外的・内的脅威に対する強い抑止となり、自組織の防衛に大きく貢献するほか、認定取得に向けた自組織の見直しにより組織強化にも繋がります。
BCI認定マーク取得の流れ
BCI認定制度のお申し込みを受け、お申し込み団体様と評価手法(実地確認/インタビュー実施等)を合意した上で評価を実施、クリアした企業・団体に対し「BCI認定マーク」を付与します。
BCI認定は、2年を有効期間とし、以降当協会による更新時研修の受講、および更新時監査をクリアすることで、BCI認定の資格を継続することができます。
BCI認定では、以下の観点を含む項目をそれぞれ評価します。
<情報管理>
・人的要因に基づく悪意ある情報流出への対策体制
・アクセス権管理状況
・未然防止策の整備状況
・事案発生時における対応体制の整備状況 など
<人材管理>
・アクセス権管理における人的要素の評価状況
・MICEスクリーニングフレームに基づく人的リスク管理状況
・カウンター・インテリジェンスの観点を含む教育状況 など