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北朝鮮の外貨獲得手段 工作員やハッカーが暗躍【専門家が解説】(過去寄稿記事から抜粋)


 

北朝鮮で不正送金


 警視庁公安部は、輸入した「稲わら」を別の企業が輸入したように装い中国へ迂回送金した疑いで、20日、朝鮮総連傘下の「東海商事」を家宅捜索した。中国から北朝鮮に資金が渡った可能性があるとみて捜査している。

 捜査関係者によると、東海商事は外為法により海外送金が禁じられているため、都内の別の企業が輸入したと装い、その代金を中国に迂回送金した疑いが浮上している。また、同社役員は個人の口座を使用し、合計430万円を別の企業に送金していたことが判明したという。


 貧困に苦しむ北朝鮮国民を無視して核・ミサイル開発に注力する北朝鮮だが、もともとは石炭などの輸出が外貨獲得の主要な手段だった。しかし、国連の経済制裁により輸出が禁止された。そこで麻薬密輸や偽造紙幣など多くの外貨獲得策を実施していたが、現在では、特に「瀬取り」や「フロント企業を介した不正送金」、「IT技術者の活用」、「サイバー攻撃」などを通じて資金調達を図っている。



過去には韓国映画に登場 北朝鮮工作員が外貨獲得で暗躍


 北朝鮮による不正送金事件は過去幾度となく発覚している。

2022年には、韓国の大ヒットスパイ映画「工作 黒金星と呼ばれた男」に登場する人物のモデルで、北朝鮮偵察総局所属の「リ・ホナム(李虎男)」という偽名の工作員による日本企業を利用した外貨獲得事件が発覚している。

<続きはFNNプライムオンラインにて→LINK

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